博士論文、絶体絶命のピンチ。
「今のままでは博士論文は受理されない。ある追加条件を含めればなんとかなるかも。検討してみては?」とボスからアドバイスを受けた。悲しくてボスと他の院生の前で号泣してしまい、もう大学辞めようと思ったけど、アドバイスをもらったならそれに従ってとりあえず書いてみようかと思った。
追加条件として、とある特殊な方法でデータを収集しなければならず、そのためのお金が何十万もかかる。親に話したら「そういう経緯ならお金は出してあげる」言われた。ありがたいけどこれで博士号無理だったら詐欺みたいなことして申し訳ないと思う。「博論書くからお金ちょうだい」→「いいよー」→「やっぱごめん無理だったwwwwww」って、最低じゃん。いつまでこの親に「○○に向けて頑張りたいからお金ちょうだい」ってお金もらうやつやってんだろう。情けない。生きてて申し訳ない。
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今まで博論のこと忘れてお花を生けたり、料理したり、彼氏と遊んだり楽しいことに全力投球して、しなやかに生きていたつもりだった。海の暗い場所から陸上に上がって生活していたように思った。でも、最近は来週までに申請書を書けだの、研究費の見積もりだせだの、博論に関する作業が大量に毎週毎週あって、ノルマが達成できる気がしない。そしてどうせそこで頑張っても落ちてしまう気がする。
そこに持ってきて生理がきた。50日ぶりの生理。大分遅れたが来てくれただけでもよかった。妊娠検査薬も買ったくらいだからww
今回、生理痛はひどくない。ほとんど痛み無し。でも身体がなんだか重くてだるくて、気圧のせいもあるんだろうけど今日は何もできなかった。来週までに申請書を書き終えられるだろうか。明日からまた生理痛がひどくなるんだろうか。
生理が重くて寝込んでる間、様々な夢を見た。母親を殺す夢(ずっと母親に無視され続けてキレて殺しちゃう)、猫が私の身体を包んで癒してくれる夢、いろんな夢だった。
いろんな小説を読んだ後みたいで身体がぐったりした。起きたら自然と涙がこぼれていた。
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新しく入ってきたドクターのアタリがきつくて、私が博士課程に長年いるのに学費を親に出資してもらってること、1人暮らしのお金も出してもらってることを心底馬鹿にされ、「よくもまぁ親のお金で暮らしてますね」といった言葉をかけられた(正確にはもっと優しい言葉だったけどこんな意味合いだろう)。他にもどうやって生計を立てているのか、実家暮らしではないのか、バイトはしてるのかなどお金にまつわる話を永遠としつこく聞かれて、具合が悪くなった。
確かに普通の人なら疑問に思う部分だろうけど、私は守られた星に生まれた人なので・・・。それに親に収入があるから援助はずっと受けられる状態。とても恵まれている(甘えている状況)かもしれないが、それを「いつまでも親に頼ってる幼い人」みたいな扱いをしないでほしい。怖い。その人は私より年上で、社会人経験ありの方なので、馬鹿にされるしかなく、トホホ・・・。という感じ。
でもその人、本当は私と一緒で自分のことに自信がなさそうに見える。ちょっと病んでる。本当は仲良くできるかもしれない。
こういう年齢の近いor同世代の女性との関わりが私はとても苦手で、いつもいじめや嫉妬のターゲットにされるので「また始まった(標的にされた)」という感じがする。私も自信を持って負けないようにしよう。でも攻撃的になりすぎると人間関係悪くなるから気を付けないと・・・。こういう女性同士(院生仲間)の人間関係もストレスの一因だったりする。良きライバル、みたいなのが自分にはできない。孤高の人になりたいのに、いつも嫌われてしまう。そして嫌われることに私も敏感になりすぎてしまう。悪循環。どうしたらいいんだろう。めちゃ怖い。
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ヒトが嫌い。自分のペースでしか生きられない。こういう自己中心的な人間でしかないのに、今は博士論文のためにボスや院生ともコミュニケーションを取り、締め切りに合うように資料を書き上げ、彼氏とも良好な関係を維持し、かつ自分の健康を守らなければならない(家事とか料理とか生理痛の痛みと闘ったりとか)。ちょっともう限界。限界だけど、いや限界だからか、自分のペースでしかできないからか、何も進まない。
絶体絶命なんてストレスでしかない。体育の成績が1なのに、ずっとフルコースのマラソンを走らされてるみたいだ。休みたい。息苦しい。失踪したい。
なにかルーティンがほしい。この日だけは頑張る、この日は完全に休むとか。
それがないからやる気がでないのではないか。
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自分のことしかケアできない人間が、他のことに気を配ったり注意を向けることがストレスでしかない。もう自分という人間をやめて、来世は宇多田ヒカルみたいに天才肌のアーティストになって人にために生きていきたい。詞とか歌とか芸術に特化して生きられる人は羨ましい。それが救いとなり、生きる糧になっているのだから、類まれなる才能なんだろう。私にはそれがない。凡人なのに、なにもできずに30歳になってしまった。生きてていいんだろうか。
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死にたい、とまでは思わない。正確には失踪したい、気を失いたい、自分でいたくない。解離に近いんだろうか?今パソコンに向かってキーボードを打っている自分が、まるで夢の中にいるみたいだ。
死んだらもったいないし、この忙しさから抜けたらきっと楽になるかもしれない。
あるいは自分の頑固さからいうと、自然に楽な方向にいくだろう。
自分は無理できない性格だから。
でもそれまでに人に迷惑かけたくない。
どうしたらいいんだ、どうしたらいいんだ。
大学辞めたいけど辞めたら自分には何が残るんだろうか。
安定して暮らせるんだろうか。
今まで人を憎んでいた罰だろうか。
自分は幸せになれるんだろうか。
自分は働けるんだろうか。
自分は優しい人間になれるだろうか。
自分にはいいところがあるんだろうか・・・。
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書いてて涙が出てきてしまった。こんな長文書いてるぐらいだったら、さっさと大学に提出する書類を書き上げるべきだ。
みんなだって大変なんだ。M2がこれから出す修論と自分の博士論文はたいしたことない。M2だって論文作成に今追い込まれてて大変そうだ。でも乗り切ってるじゃないか。というノーマライゼーションが大事かもしれない。
今の自分は自然な反応だ。
だとしたらどのような対処法が考えられるか。
放置しかない。「こういう自分なんだねー今は!」ぐらいの流す感じか・・・?
いちいち自分の痛みや苦しみにフォーカスしないで、楽しいことにフォーカスしたほうが時間が有意義なんじゃないかな。もう30歳だし。これが高校生だったら悩む価値あるかもしれないけど。そろそろ自信もって前に進む時期では。
博士論文が書けないこと、書類が提出できないことと、自分の本質的な価値はイコールではない。もっとパーソナルな部分、たましいが喜ぶことをすれば、自分のことを可愛いと思える。自分をもっと大切にしよう。それとともに割り切って、やるべきことは適当にこなせばいい。それこそ解離という防衛機制を使ったっていい。
でも適当ができないんだよなぁ。
みんなの「書くしかない」「急ぎましょう」「頑張れ」が負担でしかない(また人のせいにしているw)
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まぁいいや、こんな日もある。明日はカウンセリングを入れた。上記の内容を話せればいい。何か対処法をくれるかもしれない。もう自分で対処法を考える気力がない。
これってうつ・・・?寝るしかないのかもね。おやすみなさい。